「妻から離婚を切り出されても応じない夫」というのが謎すぎるので、車にたとえてみる


前に「男の人にとっての結婚って、女の人にとっての車みたいなものじゃないかな」という話を書いたのですがその続きです。

結婚後に離婚するしないの話になったときに男性によくある反応も、このたとえで説明できるんじゃないかなーと思いました。


Yahoo!知恵袋でも発言小町でもいいんですけど、
夫婦間でトラブルがあって妻のほうが「もう無理、離婚する」と切り出すも、夫の方は「離婚するつもりはない」とまったく応じない…みたいな話、よくありますよね。

夫と妻の両方に非があるならまだしも、夫が浮気したり、夫から妻へのDVがあったりするケースでも、いざ妻が夫に離婚を切り出したら「離婚はしない」の一点張り…という話、


当の妻はもちろん、この手の相談を読んでいる我々女性も「?」ってなりません?

え?夫婦仲がうまくいってないの気づいてないはずがないよね?
何か不満があるから浮気してるOR暴力振るってるんじゃないの?
なのに離婚したくないって何?どうして??

……と思わずにいられません。

 

が。
これを、「男の人にとっての結婚は、女の人にとっての車みたいなものである」という観点から考えてみましょう。

あなたが自分の車を持っているとして、車になにかトラブルがあったとします。
買ってしばらくはなにごともなく乗っていたけれど、少し経ったころにちょっとした、ささいな不具合が起きたとしたら。

そのとき女性であるあなたはどう思うでしょう。

「動かないわけじゃないし、まあいっか」
くらいの感覚ではないでしょうか。

自分の車にちょっとした不具合があったりあるいは多少気に入らないことがあったとしても、買い替えなんてめんどくさいしお金もかかるし、
そりゃココがもうちょっとこうだったらなあ、と思うところはあるけど、でもまあこんなもんでしょ、と特に気にも留めず乗り続ける。


ところがそこで。
もしもの話ですがあなたの車に人格があったとして、もしそこでいきなり
「トラブルが起きちゃったし、気に入らないところもあるみたいだし、あなたの車であることをやめます、さようなら」
と言って車がみずから去ろうとしたら?


いやいやちょっと待って、それは困る。必要だから買ったんだし、なくなると困る。多少の不満はあっても手放すなんてありえないよ!待ってー!

と思うのではないでしょうか。

 

おそらくは妻に離婚を切り出された夫も、感覚としてはこんな感じなのではないかな、と想像します。

確かにトラブルはあるかもしれないが、だからといって離婚するようなことじゃない。というような感じ。

男性は妻に対して自分の所有物みたいな感覚があるようなので、相手が自分の意思で去るということが理解しにくかったり認められなかったりする。

さらに、
多くの女性にとって、結婚はアイデンティティの重要な部分を占めています。が、男性はそもそも結婚自体の重要度が女性に比べると低い。なので夫婦間のトラブルに対しても、妻が思うほどに深刻に捉えていない。それゆえそれくらいで結婚生活を手放そうとは考えない。

 

つまり、
女性が自分の車に軽いトラブルや不満があってもそれが理由で車を手放そうとは思わないのと似たような感覚で、

男性は「妻から離婚を切り出しても応じようとしない」といった態度になるのかなあと思われます。


もちろん、男性とひとことで言っても個人差はあるし、個々のケースでいろいろな事情はあるのでしょうが、根っこにこういう感覚があると考えるとしっくりくるような気がします。

 

ではまたー!