結婚にいたる過程にあるポイント3つ
前回の記事を書いてから、人が結婚を決めるときの要素ってなんだろう?っていうのをつらつらと考えてて、この3つの兼ね合いで決まるのかな、みたいなことを思ったので書いておきます。
A) 必要度
B) 理想の高低
C) 相手がいること
1つずつ説明していきます。
A) 必要度
人が結婚を決めるのに、「必要だと思っていること」はとても重要なポイントです。
ふだんの買いものって、必要だからしますよね。食べものであれ洗剤とかの日用品であれ、必要だから買っているわけです。
あるいは、日常使いではない服とか便利な調理グッズとか、買ってしばらくしてから「いらなかったー、結局使ってない」となるものも、買う瞬間は「これあったら便利、使うかも!」と必要性を感じて買っちゃうわけです。
それと同じように、当人の中で必要性を感じることは結婚にいたる必須の要素だと思われます。
B) 理想の高低
前回の記事で書いたことなのですが、結婚に対する思い入れや憧れの強さは、結婚のしやすさに関係します。
もちろん、思い入れが少ないほどしやすくて、強いほどしにくくなる。
つまり、こういう結婚がしたい、こういう相手がいいという憧れや思い入れが強い=理想が高いほど、相手への条件が多くなるので結婚しにくくなるということです。
C) 相手がいる
あたりまえのことですが、相手がいないと結婚はできません。
Bで挙げた理想に合致する相手がいて、かつ相手にも結婚の意思があることがポイントです。
では、これらが組み合わせ次第でどうなるかを見てみましょう。
まず、Aの「必要度」が低い場合はこうです。
……図にするまでもない感じになってしまいました。
必要性を感じていなければする意味もないので、Bの理想が高かろうが低かろうが、Cの相手がいようがいまいが、結婚にはいたりません。
では、その状態から何らかの理由で必要度が上がるとどうなるか、という図です。
まず①のゾーン。理想は高いけれど、条件に合致する相手がいる状態。なんの問題もなく結婚にいたります。おめでとうございます。
次、②。ここは多くの女性がはまるゾーンです。理想が高くて、でもその理想に見合う相手がいない。つまり結婚したいのにできない状態です。
③はどうか。前回の記事で出てきた「自分が結婚したいと思ったタイミングで身近にいる人との結婚をさくっと決める」タイプの人がこれに当てはまります。結婚に対する思い入れが少ないので、必要になったら最低限の条件だけ備えた人を見つけて、さくっと結婚する。
男性に多いイメージですが、実際は女性でもけっこういます。周りから見ると拍子抜けするくらいあっさりと結婚を決めてしまった(ように見える)人、たまにいますよね。そういう人はだいたいこのパターンです。
最後に④。結婚したいし、条件も多くない。ただ非モテであるなどの理由でなかなか相手が見つからない人がここです。でも相手さえ現れれば、すぐにでも結婚します。
さて。
あらかたの説明が終わったところで、気になる②について書いておきましょう。
結婚したいけれど、結婚に対する思い入れが強い=理想が高くて相手への条件が多い=相手が見つからない
という理由で結婚にいたらないあなた。そう、今これを読んでるそこのあなた~!!
②の状態から結婚にいたるには、①になるのが理想です。あなたもそう思ってるはず。①こそが自分の目指すゾーンだと。あとは出会うだけ。そう、「いい人さえ現れれば結婚できる」と。
でも、あなたが思う多くの条件を兼ね備えた未婚男性と出会える可能性は実際はそう高くはなく、②から①に移行するのはなかなか難しい。
よってあなたが目指すべきは、①ではなく③のゾーンです。
きっとあなたの周りにも①から③に移行して結婚した人、一人くらいはいるのではないでしょうか。
・30歳を過ぎて焦ったのか、これまで言ってた理想とはかけ離れたタイプの人と結婚した
・結婚するにはどうかな?と言ってた彼との間に子どもができたのでデキ婚した
といったパターン。
彼女たちを見て、あなたは「妥協した」と思ったかもしれません。
でも、妥協というと良くないイメージがあるけれど、「以前よりも切実に結婚が必要となったがゆえに、現実的な選択をした」ということだと思うのです。
本当に結婚が必要になったのなら、理想を下げる=条件少なくするのは賢い選択です。
もちろん、自分にとって肝心な条件を見誤らなければですが。
もし、あなたが「でもやっぱりそんなことしたくない、条件を下げてまで結婚するのはちょっと…」と思うのなら。
あなたは、心の奥底では結婚を必要としてないのです。少なくとも、今すぐにでもしたいと思うほどには。
あ、それから話は変わりますがもう1つ。
「いま付き合ってる彼氏と結婚したいけど、彼がその気になってくれない」という女の子へのアドバイス。
冒頭に挙げた3つの要素と照らし合わせて考えると、彼が結婚する気になってくれない理由は
1. いまのところ結婚が必要だと思っていない
2. 彼が結婚相手に求める条件にあなたが合致していない
3. 1と2の両方
のどれかです。
2と3の場合、その彼と結婚するのはなかなか難しそうです。
でももし1なら(「結婚するなら○○ちゃん(あなた)とするつもりだけど…今はまだ、そのうち」と言われているような状態)、彼が結婚の必要性を感じさえすればうまくことが運ぶのではないでしょうか。
なので、注意深く観察をして、彼の「結婚したいスイッチ」が入るのを待つ、あるいは入る方向にうまく誘導することが大事だと思います。
(具体的な方法については「結婚 スイッチ」とかでググるといろいろ出てきます)
というわけで、あれこれ書きましたがざっくりとした結論としては
- 結婚は相手がいないとできない、それゆえ「相手が見つかるかどうか」が大事なことだと思われているけれど、実際に結婚に対して前向きに進むかどうかは、相手以前に「結婚を本当に、本心から必要としているのかどうか」が重要
- 結婚を決めるのは、当人の中で(相対的に)結婚の必要性が増したとき
じゃないかなーと思います。
ご参考まで!