料理派・掃除派という女性の2タイプと、それぞれに向いている仕事

 

女の人は料理派か掃除派の2つに分かれる、という話があります。
料理派の女性は料理が好き、だけど掃除・片づけは苦手。
掃除派の女性は掃除や片づけが得意、だけど料理はあまり好きじゃない。

この違いは何かというと、「作り出すのが好きか」もしくは「片づいている状態が好きか」という違いから来ていると思われます。

料理派の人は、料理を作る、でき上がっていくその工程が好き。
掃除派の人は、掃除や片づけの作業自体が好きというよりも、その結果としての綺麗に片づいた状態が好き。

そして、女の人がなぜこの2つに分かれるかというと、この「作る」「片づける」という2つは方向性が真逆だからです。
料理派は作るのが好き、だから料理をすることがストレス解消になりうる。だけど掃除は、何かができ上がるわけじゃないからわざわざやる気にならない。
一方掃除派は、部屋の中が綺麗になるのが嬉しくて掃除や整理整頓に精を出す。でも料理は、何を作るか考えるのも苦手だし、やればやるほどキッチンは散らかるし汚くなるから億劫。
……というように。

  

さらに、この傾向は、そのまま仕事にも同じように当てはまるように思います。
料理派の人は、生み出すことが得意=クリエイティブな仕事に向いてて、
掃除派の人は、片づけや整理整頓が得意=事務処理に向いている。

クリエイティブな仕事って言うと、ぱっと思いつくのは絵を描いたり物語を作ったりなんらかのデザインをしたり…というような仕事だけど、他にも企画や戦略の立案も含まれます。

一方で掃除派の人が向いてる事務処理は、大量の書類や伝票を処理したり、あちこちに散らばった数字をまとめ上げたり…といったいわゆる事務仕事。

実際、クリエイティブな仕事をしてる女性有名人で、すごく忙しそうだったりまるで生活感ない雰囲気なのに料理好きを公言している人はけっこう見ます。

身近な例だと、会社勤めをしている人ならきっと、いろんなアイデアはポンポン出てくるけど机の上はいつも書類の山、事務仕事や伝票処理が苦手でいつも経理に怒られている…という女性が1人くらいは近くにいるのではないでしょうか。

 

 

さてどうでしょう。ここまで読んで、あなた自身、もしくは周りの女性を思い浮かべて「わたしは料理派」「あの人は掃除派だな」とか考えたかもしれません。

けれどね。
実際は、この2つにくっきりと分類されるわけではないです。

料理と掃除どちらもまかせて!という人もいるだろうし、反対にどっちも嫌いという人もいます。
さらに得意不得意といってもレベルはいろいろで、「誰にも負けない、大得意!」から「まったくダメ、大の苦手」の間には、「そこそこできるけど、まあ人並みかな」「苦手だけど、やればできる」という人がいるわけです。

図にしてみるとこんな感じ。

 

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個人的には中央にある「器用型」、つまりどっちもそこそこできる、というタイプの女の人が割合的には多いんじゃないかな、と思います。


そして仕事でも同じように、レベルはさまざまです。
料理が好きな人はクリエイティブなことに向いている…とは言っても、
クリエイティブ要素がきわめて高い、つまり既成概念を壊すようなまったく新しいものをゼロから生み出す芸術家のような仕事から、そこまでクリエイティブ要素は高くなくて、決められた枠や型の中での創意工夫が求められる仕事まであります。
同様に掃除・片づけ好きの人が向いている事務処理の仕事も、目の前の乱雑なものをひたすら処理して、さしあたり見ばえ良く整える、というレベルから、そもそもの要・不要の判断をしたのち不要なものを躊躇なく処分することが求められるものまであります。

実際には、どちらもその片方だけで成り立つ仕事はほとんどないけれど、傾向としてどちらが向いているか?を把握しておくのは悪くないかもしれません。

 


ちなみに、この料理派か掃除派か?という分類は、男の人には当てはまりません。
なぜか。

まず女性は、十代のころからずっと雑誌やインターネット、あるいは周囲の人から、料理や掃除について「できるのがデフォルト」「できる方が女性としての価値が上」という情報に絶え間なくさらされ続けています。
「女性なら料理するのはふつうのこと」「料理上手な女子はモテる」「女の子の部屋は綺麗に片づいてるのが当たり前」「足の踏み場もない部屋なんて女子としてありえない」…などなど。

それは社会からの脅迫に近いので、女性であれば一度は「ちゃんと料理できるようになろう」「部屋をきちんと片づけよう」と思って、実践したことがあるはずなのです。

とはいえ苦手なものは当然できなかったり、頻度が低かったりするので、料理であれ掃除であれ、自分が人並みにできない場合はできないことについて自覚がある場合がほとんどです。

一方で男性は、料理や掃除について、社会から「できて当たり前」と思われていません。
もちろん、人によってはそれが得意な人、大好きな人もいますが、社会からの「やらないといけない」というプレッシャーは少ないはずです。
むしろ反対に、「料理は自分がするより女の人にしてほしい」「男の部屋は多少散らかってるくらいでちょうどいい」と思っていたり、また実際に母親や彼女・妻がやってしまうので自分では日常的かつ継続的にすることがない、ということも多いでしょう。

つまり男性は、料理・掃除の両方とも「社会が求める一定水準に達するべく努力をした」という経験が女性に比べると少ないため、それらについて得意・不得意を自覚できてない場合が多い。
それゆえ上記の分類を当てはめにくいと考えられます。

 


というわけで料理派と掃除派の話、あなた自身や近くの女性を理解するための1つの軸として、あるいは話のネタとして、楽しんでもらえたらうれしいです!